【DIYでネットショップ構築 EC-CUBE編】販売する商品を登録してみよう

EC-CUBE
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前回、EC-CUBEの基本設定を行いました。
今回は販売する商品を登録していきたいと思います。
いよいよネットショップのオープンまでもう少しです。
張り切っていきましょう。

EC-CUBEの商品登録は、EC-CUBE管理画面内の「商品管理」にて行います。
現時点で最新であるEC-CUBE(Ver3.0.16)の「商品管理」には、以下6項目があります。

  • 商品マスター
  • 商品登録
  • 規格登録
  • カテゴリ登録
  • 商品CSV登録
  • カテゴリCSV登録

「商品マスター」は、登録されている商品を閲覧するための機能です。
商品登録をした後に、この「商品マスター」に正しく追加されているかどうか、後ほど確認していきます。
「商品CSV登録」、「カテゴリCSV登録」は、商品点数の多い場合に商品1点ずつ画面から登録するのは大変になってしまうので、Excelなどで一覧を作ってそのデータを使って、一気に登録する機能です。
商品点数が多い場合には非常に有効ですが、商品点数が少ない場合には却って手間がかかってしまうので、ここでの説明は割愛します。

では、早速、本題の「商品登録」に入りましょう、と行きたいと所ですが、登録のしやすさを考えると少し順番を変えて説明していきたいと思います。
商品登録に入る前に、まず「カテゴリ登録」、「規格登録」を先に行います。
商品登録を行う際に、これらのカテゴリや規格を設定しますので、事前にこれらの項目を設定しておいた方がスムーズに登録できるためです。

それでは早速、登録作業に入ります。

 

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カテゴリ登録

カテゴリとはその名の通り、商品のカテゴリ(括り)です。
商品は1種類しか販売しないという場合は、このカテゴリ登録は不要ですが、多くの場合、数種類以上の商品の販売を考えられていると思います。
その場合に、お客様がスムーズに目的の商品にたどり着けるように同じ種類の商品が分かりやすいようにこのカテゴリを使います。

今回サンプルで構築しているネットショップ「Assemble Pieces」は、ビンテージTシャツとジーンズのお店ですから、以下のような二つのカテゴリを作りたいと思います。

  • Tシャツ
  • ジーンズ

「カテゴリ登録」は、EC-CUBE管理画面「商品管理」ー「カテゴリ登録」をクリックすると「カテゴリ編集」画面が表示されます。
インストール後の初期状態では、「インテリア」、「キッチンツール」、「新入荷」という3つのカテゴリがサンプル登録されています。
これらのカテゴリが問題なければそのまま利用しても構いませんが、多くの場合、新規で作ることになると思います。
その場合、不要なサンプルは削除しますが、先に少し記載した通り、このカテゴリは商品に紐づいていますので、この場で削除することができません。(「インテリア」は商品に紐づいていないため削除可能です。)

従って、後ほど、「商品マスター」にて不要なサンプル商品を削除した後で、不要な「カテゴリ」を削除します。
今は気にせず追加したい新しいカテゴリを追加していきます。
登録したいカテゴリを、画面上方の(薄字で「カテゴリ名を入力」と表示されている)ボックスに入力し、右横に配置されている「カテゴリ作成」ボタンをクリックします。

カテゴリ作成が正常に完了すると、追加したカテゴリが表示されます。

同様にしてカテゴリを追加してください。
なお、カテゴリは入れ子登録が可能です。
例えば、「Tシャツ」カテゴリの下に「半袖」と「長袖」というカテゴリを作りたい場合は、一覧に表示されている「Tシャツ」というカテゴリ名をクリックしてください。
そのあと、先ほどと同様に画面上方のボックスにカテゴリ名を入力して「カテゴリ作成」ボタンをクリックすれば「Tシャツ」というカテゴリの下に「半袖」というカテゴリがサブカテゴリとして登録されます。

以上でカテゴリ登録は終了です。

 

規格登録

続いて、「規格登録」を行います。
「規格」の一番良い例としては、洋服のサイズです。
商品説明は共通だが、在庫としてはサイズ別(S、M、L等)に管理する必要がある場合に利用します。
今回は、Tシャツとジーンズなので以下の規格名および分類を追加したいと思います。

規格名:サイズ
分類:S、M、L

「規格登録」は、EC-CUBE管理画面「商品管理」ー「規格登録」をクリックすると「規格編集」画面が表示されます。
インストール後の初期状態では、「サイズ(3)」、「材質(3)」という2つの規格がサンプル登録されています。
これらの規格が問題なければそのまま利用しても構いませんが、多くの場合、新規で作ることになると思います。
その場合、不要なサンプルは削除しますが、先に少し記載した通り、このカテゴリは商品に紐づいていますので、この場で削除することができません。

従って、カテゴリ同様、「商品マスター」で不要なサンプル商品を削除した後で、不要な「規格」を削除します。
今は気にせず追加したい新しい「規格」を追加していきます。
登録したい「規格」を、画面上方の(薄字で「規格名を入力」と表示されている)ボックスに入力し、右横に配置されている「規格作成」ボタンをクリックします。

規格作成が正常に完了すると、追加した規格が表示されます。

カテゴリ名が、サンプルと同じなのでわかりずらいですが、まだ分類(S、M、L)を登録していないため、名称の右側()の数字が 0 になっているものが今回新たに追加した規格です。

引き続き、この新しく追加した規格名に分類を登録していきます。
今、新しく追加した「規格名」である「サイズ」をクリックしてください。
画面上方の(薄字で「分類名を入力」と表示されている)ボックスに分類名を入力し、右横に配置されている「分類作成」ボタンをクリックしてください。

分類作成が正常に完了すると、追加した分類が表示されます。

同様にして分類を追加してください。

以上で規格登録は終了です。

 

商品登録

カテゴリ、規格の準備が整いましたのでこれより商品登録作業にはいります。
といっても難しいことはありません。
画面に記載されている通り、入力していくだけです。
なお商品登録にあたり、販売商品の画像が必要になります。
登録していく中で参考サイズ等を記載しますので、ご確認の上、写真の準備をお願いいたします。
写真は扱いやすいJPEG形式(普及しているスマホやデジタルカメラの標準の形式)がおススメです。

商品登録

「商品登録」は、EC-CUBE管理画面「商品管理」ー「商品登録」をクリックすると「商品登録」画面が表示されます。
項目名を参考にして必要事項を入力してください。

基本情報

設定項目 説明
商品名 無地ポケットTシャツ
商品種別 この商品を配送する配送方法を設定するため、利用予定の配送方法に紐づけた商品種別を設定してください。

※商品種別という考え方はEC-CUBE独特の考え方です。
直接、配送方法を指定できれば良いのですが、現時点では配送方法に紐づく商品種別を設定するという回りくどい仕様です。

商品種別A
商品画像 商品画像を登録します。
620px以上の商品写真を複数枚準備してください。
※1枚でも構いませんが、できるだけ多くの写真を登録することで、お客様の利便性がアップしますので、できる限り多方面からの商品画像を登録することをおススメします。
1024px×1024pxの画像を2枚登録しています。
商品説明 商品の説明です。
商品の特徴の他、色やサイズ、重さ、質感などできるだけ詳しい情報を記載するよう心がけましょう。
Tシャツの王道である無地の白Tシャツです。
ポケットがアクセントになっています。
デザインだけでなく、生地や縫製にも拘ったビンテージTシャツです。
色は、真っ白ではなく、少し黄みがかったいわゆるオフホワイトです。
生地本来の自然な色を味わっていただけます。
サイズはS、M、Lの3種類です。
ダボダボ過ぎず、タイトになりすぎずちょうど良いサイズになるよう、日本人の体系に合わせてパターンを一から起こしました。
生地は、少し厚めですが、特殊な製法で編まれた希少な生地を使っておりますので、極上の柔らかさを体験してください。
販売価格 販売価格(税抜き)を入力してください。 7000円
在庫数 在庫数を設定できます。
初期値は、無制限になっていますが、在庫に限りがある場合は、トラブルを回避する上でも余裕を持った在庫数を設定しておくことをおススメします。
10
商品カテゴリ 事前に登録したカテゴリを選択してください。 Tシャツ
タグ 初期状態で、以下3つのタグが用意されています。

  • 新商品
  • おすすめ商品
  • 限定品
「おすすめ商品」タグにチェック

詳細な情報

設定項目 説明
商品コード 商品を管理する際に店舗で管理しやすいコードをつけることをおススメします。
商品数が少ない内はなくても困りませんが、少ない内に設定しておくと後で楽です。
APTS-S001
販売制限数 一回のご購入時に商品の販売個数を制限したい場合に設定します。
検索ワード ネットショップのキーワード検索でヒットさせたいキーワードを設定します。
複数のキーワードを設定する場合は、「,」カンマ区切りで登録します。
無地T,ポケットT,APTS-S001
お届け可能日 商品受注後、発送までの日数を指定することができます。
配送会社が時間だけでなく配達日の指定もできる場合には利用することも可能です。
例えば「3~4日後」を選択した場合は、お客様が商品を購入する際にお届け日は購入日から3~4日後の日にちしか指定できなくなります。
しかし、在庫があるならばできるだけ早く発送してあげることが望ましいので本機能は安易に使うべきではないでしょう。

フリーエリア

正に自由に使えるエリアです。

項目の入力が完了したら、画面右上に表示されている「商品を登録」ボタンをクリックしてください。
※「商品を登録」ボタンの上に表示されている「公開」、「非公開」のラジオボタンは、初期状態では「非公開」が選択されています。これは、商品の登録が完了しても、ネットショップには公開されないことを意味しています。この後、「規格設定」を行った後で、「公開」に変更します。

規格設定

商品の登録が完了したら、画面右上に表示されている「規格設定」ボタンをクリックしてください。

「商品登録(商品規格)」画面が表示されますので、「規格1を選択」と表示されているドロップダウンリストから設定したい規格を選択してください。

1商品につき最大2種類(例えばサイズと色等)の規格が設定ができますが、今回は白の無地T1種類のため、ここでは規格「サイズ」を1つだけ設定します。
選択したら画面右側に表示されている「商品企画の設定」ボタンをクリックしてください。

指定した規格の分類別の(今回はS、M、L)設定画面が表示されます。
商品登録をした際に設定した値が初期値としてセットされていますが、必要に応じて変更してください。
※通常はサイズ別に在庫数を調整する程度だと思います。

値を変更したら、「登録」列に表示されているチェックボックスをすべてクリックしてチェックを入れた状態にし、画面下の「登録」ボタンをクリックしてください。

画面左上に「商品企画を更新しまいた。」というメッセージが表示されたら規格設定の登録は完了です。

以上で商品登録は終了です。

 

商品マスター

最後に登録した商品を「商品マスター」で確認してみましょう。

商品の検索

「商品マスター」は、EC-CUBE管理画面「商品管理」ー「商品マスター」をクリックすると「商品マスター」の検索画面が表示されます。

登録商品が多い場合には、薄字で「商品名・ID・コード」と表示されている入力ボックスに絞り込みワードを入力すると絞り込んで検索が可能です。
ここでは、登録商品が少ない為、特に絞り込み条件は設定せず、「検索する>」ボタンをクリックします。
先ほど登録した「無地ポケットTシャツ」以外にEC-CUBEにサンプルとして初期登録されている「ディナーフォーク」と「パーコレーター」が表示されるはずです。

商品の公開

ここで先ほど登録した「無地ポケットTシャツ」をネットショップに「非公開」から「公開」の状態にしたいと思います。
「無地ポケットTシャツ」と表示されている部分をクリックすると、該当商品の「商品編集」画面が表示されますので、画面右上の「公開」を選択後、「商品を登録」ボタンをクリックしてください。

これで、ネットショップ上に該当商品が表示されるようになりました。

サンプル商品の削除

先ほど登録した「無地ポケットTシャツ」以外にEC-CUBEにサンプルとして初期登録されている「ディナーフォーク」と「パーコレーター」が表示されています。
このサンプルは不要ですので、ここで削除しておきます。

該当商品行の右側に表示されている「・・・」をクリックすると表示される項目の中から「削除」をクリックしてください。
確認メッセージボックスが表示されますので、「OK」ボタンをクリックしてください。

同様にして不要な商品を削除してください。

なお、登録済の商品の設定を変更したい場合は、該当商品の「商品名」をクリックすると、商品登録時と同様の画面が表示されますので、ここから設定変更が可能です。

 

他のサンプルデータの削除

必要な商品登録が完了し、不要なサンプル商品の削除が完了しましたので、EC-CUBEにサンプルとして初期登録されている「カテゴリ」と「規格」も削除しましょう。

サンプルカテゴリの削除

EC-CUBE管理画面ー「商品管理」ー「カテゴリ登録」にて該当カテゴリの右側に表示されている「・・・」をクリックし、表示される「削除」をクリックしてください。
※ここでは、「インテリア」、「キッチンツール」カテゴリを削除します。なお、「新入荷」カテゴリはこのまま利用出来そうなので削除せずに残しておくことにします。
「削除してもよろしいですか?」というポップアップメッセージが出力されますので、「OK」ボタンをクリックして削除してください。
同様にして他のカテゴリも削除してください。
※該当カテゴリにサブカテゴリ(子要素)がある場合は、「・・・」をクリックしても「削除」が表示されません。これは、親カテゴリよりも先にサブカテゴリ(子要素)から削除する必要があるからです。※サンプルだと「キッチンツール」がこのパターンに該当します。
この場合、まず、「キッチンツール」と表示されている部分をクリックしてサブカテゴリ画面に移動します。さらにサブカテゴリがある場合には同様にサブカテゴリに移動してから順番に削除していく必要があります。※サンプルの場合は、「食器」カテゴリの下に「フォーク」カテゴリが存在しています。

サンプル規格の削除

EC-CUBE管理画面ー「商品管理」ー「規格登録」にて該当規格の右側に表示されている「・・・」をクリックし、表示される「削除」をクリックしてください。
但し、「サンプルカテゴリの削除」と同様に親要素である「規格」を削除する前に、子要素である「分類」を削除する必要があります。
従って、まずは該当「規格」名をクリックし分類を先に削除してください。


「分類名を削除すると、その分類を利用している商品規格が無効になります。整合性の問題を把握し、バックアップを行ってから削除することを推奨致します。」という確認のポップアップメッセージが出力されます。
すでにサンプル登録の商品は削除済のため、「OK」ボタンをクリックして削除してください。
同様にして他の「分類」、「規格」を削除してください。
※自身で登録された分類を削除する場合には、該当分類が設定されている商品がないことを十分ご確認の上、削除処理を実施してください。

以上でEC-CUBEにおける販売商品の登録作業は完了です。

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